読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

メモ帳

血液内科関連の論文について,主にアブストラクトの日本語訳を載せています.基本は自分用メモですので,ご利用の際はその点ご了承ください.

再発骨髄腫におけるcarfilzomib,レナリドミド,デキサメタゾン併用療法

carfilzomib 骨髄腫 lenalidomide

Carfilzomib, Lenalidomide, and Dexamethasone for Relapsed Multiple Myeloma

(NEJM, DOI: 10.1056/NEJMoa1411321)

背景 レナリドミド+デキサメタゾンは骨髄腫再発時において基準となる治療である.プロテアソーム阻害薬であるcarfilzomibをレナリドミド,デキサメタゾンと併用した治療の再発骨髄腫における有効性が第1,2相試験において示されてきた.

方法 著者らは再発骨髄腫患者792例をcarfilzomib,レナリドミド,デキサメタゾン併用療法群(carfilzomib群)とレナリドミド,デキサメタゾン併用療法群(対照群)に無作為に割り付けた.主要評価項目は無増悪生存期間とした.

結果 無増悪生存期間はcarfilzomibによって有意に改善された(中央値26.3ヶ月 vs 17.6ヶ月.hazard ratio 0.69; 95% CI, 0.57-0.83; p=0.0001).全生存期間の中央値は両軍ともに中間解析時点では未到達だった.24ヶ月のカプランマイヤー法による全生存率はcarfilzomib群で73.3%,対照群で65.0%だった(hazard ratio 0.79; 95% CI, 0.63-0.99; p = 0.04).部分奏功以上の全奏功率はcarfilzomib群で87.1%,対照群で66.7%(p<0.001)であり,31.8%と9.3%以上がそれぞれCR以上で,sCRが14.1%と4.3%だった.grade 3以上の有害事象は83.7%,80.7%でみられ,有害事象のために治療が中止された患者の割合は15.3%と17.7%だった.carfilzomib群の患者は健康関連QOLがより良好だった.

結論 再発骨髄腫の患者において,レナリドミドとデキサメタゾンにcarfilzomibを加えることで中間解析時点での無増悪生存期間が有意に改善し,risk-benefit profileは良好だった.