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メモ帳

血液内科関連の論文について,主にアブストラクトの日本語訳を載せています.基本は自分用メモですので,ご利用の際はその点ご了承ください.

成人バーキットリンパ腫に対する短期大量化学療法の有効性:多施設参加前向き試験

バーキットリンパ腫

Improved outcome of adult Burkitt lymphoma/leukemia with rituximab and chemotherapy: report of a large prospective multicenter trial

(Blood 2014;124:3870-3879)

この最大の前向き多施設参加臨床試験は成人のバーキットリンパ腫/白血病を対象として、抗CD20抗体rituximabを併用した短期間の強力な化学療法の有効性と実行可能性を改善することを目的とした。 2002年から2011年までに、98施設で16歳から85歳までの363例が登録された。治療は65日サイクルの多剤併用療法(大量methotrexate、大量cytosine arabinoside、cyclophosphamide、etoposide、ifosphamide、cortixosteroidd)と3剤の髄腔内投与から構成されている。55歳を超える患者は減量された治療を受けた。rituximabは各サイクルの前と、維持療法として2回の合計8回投与された。完全奏功率は88%(319/363)、5年全生存率は80%、5年無生存率は71%で、若年者(16歳〜25歳)、成人(26歳〜55歳)、高齢者(56歳〜)で有意な差がみられた(5年全生存率90% vs 84% vs 62%)。治療完遂率は86%だった。予後に影響した重要な因子はIPI(0-2 vs 3-5; p = 0.0005)、年齢調整IPI(0-1 vs 2-3; p = 0.0001)、性別(男性 vs 女性; p = 0.004)だった。多数の施設が参加した前向き試験における高い治癒率は、高齢患者においても、高い有効性と実行可能性を示した。

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この臨床試験で用いられた治療プロトコール(GMALL B-ALL/NHL 2002 protocol)については2013年にイタリアのグループがバーキットリンパ腫/白血病を対象とした試験の成績を報告しています。

Haematologica 2013;98:1718-1725, http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23753030

当ブログでの該当記事 →


バーキットリンパ腫/白血病に対する短期高強度化学療法の治療成績 - メモ帳